観葉植物 アグラオネマ レオン ホワイトステム 育て方 増殖
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最終更新日:2021/08/01
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十数年前に、たしか筆者がヤフオクで購入して育ててきた、サトイモ科のアグラオネマ属でカーティシーという品種です。
過去数回、株分けしていますので現在4鉢ほどの大きめの鉢で育てています。
実はいろいろ調べたところ筆者が勝手にカーティシーと思い込んでいたようでしてどうやらこの品種はホワイトステムらしいです。
その後調べましたら、やはりカーティシーの仲間ではあるようです。
しかし、このホワイトステムも流通量は非常に少なく希少種であることには間違いないようです。
目次
アグラオネマ人気は映画「レオン」から
筆者がこの「アグラオネマ」に興味を憶えたのは1994年に公開されたリュック・べッソン監督の映画「レオン」がきっかけです。結構メジャーで有名どころの映画ですね。
映画そのものも多くのみな様がご存知かと思いますし、ファンの方も多いようです。
主人公の殺し屋レオンに扮するジャン・レノが大切に育てているのがとても印象的でしたので、最初は名前はもちろん観葉植物そのものにもあまり興味はなかったのですが、調べてみるとアグラオネマという観葉植物で名称はカーティシーとのこと。
今回、記事執筆にあたりもう一度この「レオン」を観直しました。過去には何度かこの映画を観てはいたのですが、人間の記憶というのもあてにあらないものだと痛感しました。
「レオン」では、何度も何度もアグラオネマの場面が出てきます。特に今回視聴する上で問題のアグラオネマに集中してみましたが、どうやら筆者の品種とは明らかに異なるようです。
映画のアグラオネマは茎の色が緑色をしていて、筆者のアグラオネマような白ではありません。
気になって仕方なかったので、調べたところ映画の品種はどうやらカーティシーの中でも比較的小型種でリリアンという品種らしい。
しかも、劇中のシーンごとに違う株が使われたらしく、その一番最後に大地に植えられるシーンで使われたのがこの「リリアン」ではないかと言われています。
つまり、「カーティシー」にもいくつかの品種があるらしいのです。さらに「レオン」では、当然傷みなども考慮されて複数の株が使われたとのこと・・。そんな目線で映画を観るのもまた楽しいものですね。
筆者もこの「リリアン」を育ててみたくなったのですが、これまた希少種で中々入手が難しいようです。
気長に、また探してみたいと思っていますが・・・。
入手方法は?
アグラオネマ人気もこの「レオン」の封切り以降人気が出てきたということですが、アグラオネマと一口に言っても、様々な品種があって筆者など未だに区別がつかないことも多々あります。
また、かなりマニアックな方も多いとのことで希少種は高価で中々手が出ませんね。
2021年現在、「アグラオネマ カーティシー」で検索するとヤフオクなどでは多少出品されているようですが、Amazonではほとんどヒットしませんでした。
筆者の地元でも、何軒か花屋さんをみて回りましたが「アグラオネマ」として販売されているものは見られませんでした。
一方、Google で検索すると専門の店舗がいくつかでてきましたが、在庫があってもやはり高価で中々手がでません。
日頃からヤフオクなどを根気よくチェックしていれば見つかるかもしれません。
実は2021年の冬に枯らしたかな?と思いつつYoutube動画で根っこの発芽する様子をみたところ、これはうちの子はもしかしたら発芽してるかも?・・。
ということで、鉢(かなり大きなものです)の中をちょっとほじってみたところ、しっかり芽吹いてました。
なお、筆者はこのアグラオネマを育成する上で、特に特別な加湿環境や保温などをおこなってません。冬場の気温低下に注意することと夏場では直射日光に晒さないこと、くらいでしょうか・・。
鉢植えの土もご覧のとおり決してきれいではないのもご容赦ください。
そんな環境でも長年育ってきましたので、よく言われるほど弱い品種ではないのでは?と思います。
この赤丸がいわゆる通称「タケノコ」ですね。
遠目からでもはっきりわかります。よかったよかった?(^^)
本記事執筆開始時の季節は2021年夏です。
いつも、この季節になるとアグラオネマのような高温多湿を好み、成長も早い植物いじりがしたくなります・・。
アグラオネマの育て方
さて、10年以上アグラオネマを育ててきた筆者が経験した、失敗や苦労談などを紹介したいと思います。
いきなり、育て方と簡単に言っても本種の故郷を知ることでやってはいけない事、つまりこんなことをするとアグラオネマは枯れてしまうということを挙げてみましょう。
アグラオネマは元々熱帯アジア原産の高温多湿環境で生まれた観葉植物です。
NGな育て方は?
・日本の冬場で気温が10度を下回ると枯れる。したがって冬場、屋内でも10度を下回る場所では枯れる。
・直射日光はアグラオネマにとっては禁物。緑色の美しい葉が黄色く変色して枯れます(経験済み)。
映画「レオン」ではなぜか直射日光に晒している場面が多いように思いますが、本来は危ないかも・・。
・水分補給は欠かせないが冬場はできるだけ控える。夏場でも水の与え過ぎは根腐れの原因になるためNG。
・高温多湿を好むといっても室内の窓際などで30度以上になる場所は避けた方が良い。
低温に弱いアグラオネマ
という訳で低温(10度以下)には弱いが、逆に夏の直射日光も枯らす原因になるという一見矛盾したようにもみえますが、一方で耐陰性は強いので明るめの室内や夏場なら日陰でも問題ありません。
ただし、夏場のエアコンによる乾燥にも注意が必要です。エアコンの風が直接当たるのはNGです。乾燥気味かなと思ったら、1日1回は霧吹きで葉に水をかけると良いです。
鉢はできるだけ水はけのよい水苔などで根を保護してあげると良いですね。
筆者の最近の失敗ですが、最初にも紹介しましたとおり2021年の冬場の管理が悪く葉が落ちてしまい、枯れたかな?と思いましたが根は生きていて危ないところでしたが何とか新芽が出てきています。
基本、カーティシーなら比較的強い品種なので、冬の寒さ(12度以上を保つ)と水枯れに注意することでまず枯らすことはないでしょう。
また成長の様子を長期レポートしていきたいと思います。続く・・。
アグラオネマの増殖
間延びしたホワイトステムをカットした
長いこと剪定をサボっていたため、アグラオネマの鉢の中でやけに間延びした子が・・・。
最上部に4枚ほど葉はあるのですが、まるでヤシの木状態・・・。
そんなある日Youtubeでアグラオネマを検索していたら、カットして増殖するやり方を発見!!
季節的にも6月中旬ですから、1年でも植え替えなどに適した時期です。
そこで、今回思い切ってカット断行!・・。
その方のyoutube動画ではカット断面にアロンアルファを塗ると細菌感染防止になるとのことなので、真似してみました。
カットした鉢の方の断面も、アロンアルファを塗っただけであとは放置します。
次は、上部の葉と茎の処理です。
これが上部側。同様にアロンアルファを塗っておきます。
それでも茎部分が長いので、数個のイモ状態でさらにカット。
断面処理は同様です。
上部の葉部分は茎のイモをカット後、下のように水差しします。
イモ部の鉢分け
小さめのスリット鉢(4号)を使って鉢底石を入れます。
石の上から、次に1時間程水に浸した水コケを軽く絞って入れます。
水コケの上に先ほどカットしたイモを置きます。
さらにまた水コケをかぶせておしまい。
こんな感じで、計4鉢の仕込み完了・・。
これで新芽が本当に出るのかな?
順調にいけば2ヶ月ほどで葉がでるかも?
続きます。
さて、その後約1週間・・。
掘り出した結果です。2鉢は完全に根腐れ・・・涙;)
この写真の方はまだマシな方でもう一方などドロドロでした・・。
残りの2鉢は、根腐れまでしてはいないものの発根はナシ・・。一応無事なので引き続き埋め戻しました。
根腐れした方との違いはなんだろう?と思ったので確認したところ、どうやら、水苔の水分が多すぎたようです。後は酸素不足か??
別の芋からは順調な新芽が出ているのを確認したのでまた戻しました。
上部の葉の部分は水差し中でしたが、中々根が出てこないので水苔で鉢植えにしました。
その後陽気も良い(暑すぎかも)ので、切り株の根の状態を確認しました・・。何年ぶりか?
しっかりと新芽が力強く伸びてきています。
とりあえずよく洗って、水苔で包みました。
茎が無用に長いのでこちらも芋カットし、前回同様仕込み済み。
切り株も短くなって、新芽の頭をちょっとだけ出しておきました。
葉を付けて順調に成長してきたら、用土植えに変える予定です。
さて、本記事の最初に紹介しました「タケノコ」はこんな立派な葉を開いています。子株ながら、親株にも負けないほどの矢羽根状の斑がすでに入っていて、成長も早いですね。
さて、こちらは別の鉢。冬場の水枯れから救出したイモから立派な若葉が出てきました。
さらに、新芽もすくすくと成長中。
そしてこちらは、あの椰子の木状態の切り株から出ている新芽です。
その後、およそ1ヶ月。
しっかりした元気そうなドリルが伸びてきました。
根もしっかりしているのでやはり、ドリルも太いですね。
そしてこちらが上でカットした、あの椰子の木状態の上部葉のその後です。
そろそろ、水苔から用土植えに移しても良いでしょう。
さらに、こちらは切り刻んだイモから幼い葉が出たところ。
葉の長さは現在、4cm位です。
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