スリムタワーPC 改造 グラボ GTX 1050 Ti 4GT LP Cities Skylinesをプレイする | 今日のトレンド

スリムタワーPC 改造 グラボ GTX 1050 Ti 4GT LP Cities Skylinesをプレイする

公開日: : 最終更新日:2021/10/12 未分類

表題のとおりですが、今回は新品デスクトップPCをスペックアップ改造したお話です・・。

写真ではいきなり新品PCをバラして、メモリーやらGPUやらを無理やりスリムタワーPCに入れた図。

この改造の経緯は順に紹介致します。

Windows10スリムタワーPCを改造する

普段、MacBook使いの筆者も最近WindowsPCを使うことが増えました。

一時期、フルサイズのケースにATXマザボやIntel のCPUをクロックアップしたりして遊んでいた頃もありましたが、Windows7あたり以降から熱も冷めておりました。

当初の自作PCはCPUが Pentium Ⅲに始まって、最終的にはi7 920 というインテルの初代 Core i シリーズという流れできました。

当時 i7 CPU を選択した理由は動画のレンダリングをメインに使用する目的があったためです。

メモリーも1枚2GB程度で3枚構成が必須のマザボです。きょうび、1枚8GBは当たり前な時代ですが、当時はそれでも多いんじゃないかくらいに思ってましたが・・。

ゲームなどほとんどやらない筆者には必要にして十分な性能。HDDだけは時代の流れでSSD化してはきましたが・・。

インテル Core i シリーズも第11世代になっていた!?

インテルHP(https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/docs/processors/core/11th-gen-core-mobile-processors-brief.html)より

今となってはスペック的にはかなり見劣りする構成・・。

最近のCPU事情などには全く疎かったので、ちょっと情報収集してみて驚きました。

インテル Core i シリーズが現在(2021年8月)、第11世代にもなっていたんですね。

2021年になってから世界的な半導体不足の影響で、第11世代CPUも入手困難なため価格も高騰しているという状況が続いていることもあったりして、世代的にはひとつ前の第10世代CPUは今狙い目か?と筆者は勝手に思ってます。

また、今年の暮れにはWindows11がマイクロソフトから提供予定なんていう情報もあって、半導体不足にさらに拍車がかかっているのだとか?・・。

それから、多くの自作愛好者が AMD Ryzen に目を向けている今、あえて Intel CPU という選択肢もアリかな?なんて筆者は考えたものですから・・。

第10世代の Core i5 CPUは狙い目か?

そのスペックはCPUが上記のとおり i5 10400 で6コア、12スレッドというもの。標準では2.9GHz。しかし、負荷がかかると4GHz以上で動作します。

もちろん新しい方が性能的には上に違いないのは筆者にもわかります。i5よりはi7、さらにi9という選択肢もあります。

問題は使用する目的ですね。ビジネスパソコンでしたら、今ならi3でも問題ないでしょう。価格的な問題も当然ありますし、消費電力も無視できない要素になります。

そもそも、無理して高いお金を出してまで最新世代のCPUを選択する理由がありません。

要は自分の目的にあったPCなら良い訳で、しかも旧世代CPUなら価格もこなれており、手が届き安いのです。

また、旧世代といっても最新世代との開きが極端に大きいわけではないので、その性能差は無視しても全く問題ありません。

ただ、筆者の最後の自作PCであるi7-920と今の10世代CPUの性能差はとても大きいのです。かつこの10年でより省電化も進みエコなのですね。

参考までに、筆者が自作した初代i7-920の消費電力は130W。第10世代i5−10400では半分の65Wです。これはCPUの消費電力ですからPC全体ではもっと消費はしますが・・・。

いろんな要素を考えたとき筆者に一番適したデスクトップのCPUは第10世代のi5と判断した次第です。

CPUに狙いを定めた後、さて自作で組むか?メーカー製PCを買うか?ちょっと悩みましたが、自作するとなるとケースや電源などパーツの選定が面倒・・。しかもパーツで揃えた場合は、自分好みにはなるのですが割高になりがちです。

そんな訳で、最新PCを購入しました?と言いたいのですが、さすがにお高いので最新の1世代前をあえて狙って購入したのが、第10世代 Core i5 10400 搭載のACER製でVX2670G-A58U というスリムタワー型デスクトップPCという訳です。

今更、大きなデスクトップ機は置き場所にも困り、持て余します。

さて、このスリムタワー。大きさは、横に置いた幅:約33cm 奥行き:30cm弱 高さ:9cm と非常にコンパクト。

片手でも楽に持てます。

立てるとこんな感じ。

写真では大きく見えますが実際はずっとコンパクト。

Synology NAS と並べると幅はほぼ同じで高さはNASの倍ほどで奥行きもほぼ同じです。

それでは、本機の仕様を再度整理してみます。

CPU:第10世代 Core i5 10400

メモリー:標準で8GB

記憶装置は標準で M.2 :256SSD搭載済み

GPU:CPUに内蔵していて、HDMI 、 ディスプレイポートとD-SUB ポートの3つを同時出力可能というもの(モニターディスプレイ3台にそのまま表示できる)

あとはDVD-RWのおまけ付。

背面はこんな感じ。

付属品は5インチベイ用のSSDケーブル類とマウス、マウスパッドとキーボードのみ。

と言うわけで小さいながらも、そこはデスクトップPC。性能的には、i5 なのに過去に自作した i7 920 も軽く超えています。PCの進化ってすごいですね。

実はこのPC、2つほど前の記事でネット通販詐欺の話を上げましたがそこにちょっと登場してます。そうです。本機をGoogle検索したらとんでもない詐欺通販会社に遭遇したあの件ですね。

その後、筆者は記事中でも紹介した「じゃんぱら」さんで未使用品を見つけて、59,800円で購入。

さて、最初の方で言いましたが、「Windowsを使うことが増えた」だけならわざわざ新しいデスクトップPCなど買わなくても Mac Book Pro の BootCamp で事足ります。

その理由は・・。

PCで「Cities Skylines」ゲームをプレイするため

ゲームはほとんどやらないと冒頭でも言いましたが、この「Sim City」系ゲームは筆者にとっては別です。

筆者は PS(プレイステーション)2時代からの「Sim City」ファンであります。

Windows2000時代にも同ゲームはありましたので、CD版を購入したりもしました。

その後、PS2、PS3、PS4と変わりましたが「Sim City」より「グランツーリスモ」シリーズが出た後はこればかりプレイしてました。

PS4はほとんどブルーレイやAmazon primeビデオ、youtube専用機と化していました。そんなときそういえば「Sim City」ってPS4にはないのかな?と思って「PS4 sim city」 でググったところ表記の「Cities Skylines」に辿り着いたと言うわけで、早速PS4版の「Cities Skylines」をAmazonで購入。


【PS4】シティーズ:スカイライン PlayStation 4 Edition

筆者もしばらくはこのPS4版でプレイしておりました。

そしてこのPS4版購入後、どうやらPC版は自由度や拡張性が半端でないとのこと。

しかも、PC版はPS4版より価格が安い! 筆者が購入した時は1,780円でした。


Cities: Skylines 【PC版】Steamコード 有効化&日本語化マニュアル付き(コードのみ)

さて、ゲームの話は後ほどとしてスリムタワーPC改造の件に戻りましょう。ただし、ゲームとの関連は当然ながらあります。

ビジネス用途なら、この「吊るし」の acer VX2670G-A58U で必要にして十分なのですが、3Dをヌルヌルとスムーズに動かすには荷が重いのですね。

GPUはゲームPCでは必須中の必須

と言う訳で筆者がまず目を付けたのはGPUです。

特に重要なのがグラフィックス性能。

筆者の購入したスリムタワーは i5 CPU には「プロセッサー・グラフィックス」といってCPUにグラフィックス処理回路が組み込まれ、そのままでもメディア変換機能の強化、フレームレートの高速化、4K Ultra HD (UHD) ビデオのサポートなど従来の筆者の常識を超えたテクノロジーを備えています。

では、素の(吊るし)のままで動くか?という疑問も出てくる訳です。実際に「プロセッサー・グラフィックス」でこのゲームを試した訳ではないのですが、「Cities Skylines」PC版に詳しい方の話では一応は動くらしいのです。

ただし「Cities Skylines」は発展型の都市育成ゲーム。人口が徐々に増え町が市になりゆくゆくは都市にまで発展していきます。したがって、プロセッサー・グラフィックスでは10万都市やがては100万都市規模になった時にカクカクになるだろう、との話でした。

スリムタワーPCのGPUはLP(ロープロファイル)を選ぶ

では、果たしてこの筆者のスリムタワーに合うグラフィックボード(以下GPU)があるのか?という問題があります。

結論を言いますと、GPUは今となっては旧世代GPUですが、「GeForce GTX 1050 Ti 4GT LP」を追加購入しました。ただ、本当は「GeForce GTX 1650」の方が欲しかったのですが、価格が3万円以上してましたので残念ながら却下・・。半導体不足はGPUにも?・・。

しかし、この GTX 1050 Ti 4GT LP も半導体不足前までは1万円台前半で購入できていたということらしいので、今回の高騰後の中ではギリギリ1万円台という価格はちょっと微妙でしょうか?

これは情報収集していて後から知ったのですが、今のGPUの中でも特に人気の高性能なRTX3070やRTX3080等のGPUは軒並み高騰・・・。特に高性能なRTX3090などは30万円以上という異常な単価・・。1枚のビデオカードの価格ですよ・・。驚きですね。以前なら30万円も出せば高性能なゲーミングマシンが購入できたでしょうが・・・。

GPU高騰の別の原因は、ビットコインのマイニングの問題でしょう。

ただ、マイニングも個人では中々設備投資面で企業に太刀打ちできない・・。

しかし現状、高価なGPUとマイニングの問題も制限を行なっているようですが・・。筆者には無関係です。

半導体不足の影響はGPUが特に顕著なようです。

ここは最初から計算済みでした。ただし、後に計算違いが発覚しますが、購入時には知る由もありませんでした。その件は後ほど・・。

デスクトップ用GPUには大きさが2種類あって、標準型と少し小型のLP(ロープロアフィルという)があります。上記型番の最後にLPとなっているのはロープロアフィルを意味しています。

これが実物。

こんなに小さいのに、放熱用ファンが2つも付いています。

HDMI、ディスプレイポートおよびDVIの3出力に対応。

スリムタワー用なので省スペースになっています。

実はこのGPUの世界にも半導体不足の波は襲っていまして、以前より品不足。まずGPUそのものが販売されてないのです。仕方ないので筆者は一縷の望みを持ってヤフオクを探し回って見つけましたが、やはり高価なものばかり。

中には3万円近くするものも・・。どうにか見つけた1万円台。即購入しました。

いつまで続くんでしょう・・コロナも半導体不足も・・・。

早速届いたGPUを分解したままのスリムタワーPCに取り付けます。

左の大きなファンはCPUの放熱用ファンですね。右にある小さな基板状のものは何と256GBのSSDです。

そして中央付近にあるソケットがGPUが挿さる部分になります。

それにしてもこのインテル純正と思われるCPUファンの巨大なこと!

GPUが内蔵のベイ部に干渉する

ところでさきほど上の方でGPUの話の中で「計算違い」ということを言いましたが、まさにここに計算違いがあったのです。

この写真をみてください。ピンクの部分がGPUが収まる場所ですが・・・。

ブルーのDVDベイや3.5インチ用ベイの金属金具を一旦外さないとGPUは挿さりません。

では、実際にGPUをソケットに入れると・・・。先ほど外した内蔵ベイの金属部にGPUのファンや基板が干渉して収まらない・・。

これは筆者の想定外でしたが、もうこうなると、物理的に無理です。ただし、この内蔵ベイ部さえ無ければ、PCケースの蓋はもちろん問題なく装着できます。

PCの背面は、各出力ポートへのアクセスも問題ありません(水色の部分)。

仕方ありません。DVD装置は今ではほとんど使用しませんし、いざとなればUSBの外付けで間に合います。3.5インチベイも特に無くて困るものではないので一旦この内蔵ベイ部分は外したままにします。

メモリーを増設

GPUも重要な要素ですが、メモリーを忘れてはいけません。

という訳で、次はメモリーの増設。

標準では8GBが入っています。

繰り返しになりますが、通常のテレワークなどで使用するビジネス用途なら8GBでも十分すぎます。

しかし、「Cities Skylines」をプレイした方の情報では、16GBでもギリギリらしい。マニアックな人は64GBや中には128GB乗せたという猛者もいるとのこと。

さて、筆者のこの acer の仕様をみると最大32GBです。ということで積めるだけ積んでおこうということにしました。メモリーソケットは2箇所なので16GBメモリーが2枚という計算になります。大丈夫かな?・・。

写真では上の2つ空いた部分がメモリー用ソケット。すでに標準の8GBは取り外し済みです。

今回用意した16GBメモリー2枚がこれです。何か聞いたこともないメーカーです・・。

こちらはスンナリ収まりました。

その後、念の為一応起動してみました。

メモリーもしっかりと32768MBと認識されてます。ヨシヨシと言いたいのですが、下にちょっと気になるメッセージが(赤で囲んだ部分)・・。警告ですね、なになに?あなたのケースがオープンされた?

セキュリティ警告のようですが、PCケースの内側をよく見たら突起状の小さなセンサーと思われるスイッチがありました。

ケースがスイッチを押すようなしくみになっていますね。

このセンサーによって、盗難予防システムがこのような警告を表示するようです。acer さん、なかなか抜かりなく良い仕事をしてくれてますね。

その後、BIOS を確認したところ警告表示の ON OFF 選択メニューがあったので、とりあえずオープン履歴を消去しておきました。

次回は「Cities Skylines」のプレイ準備などを紹介致します。

ちょっとだけプレイ画面を・・ベテランさんから見たらまだまだヒヨッコでしょうが、これでもどうにか経済バランスが安定しつつある状態まできたところです。

Cities Skyline プレイ画面より
今、人口約3万の小都市です

次回「スリムタワーPCの小改造・・」につづきます。

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