ベニヤ板 シーカヤックをつくる その1 レーザーカットのべニア板キット | 今日のトレンド

ベニヤ板 シーカヤックをつくる その1 レーザーカットのべニア板キット 

公開日: : 最終更新日:2021/04/23 未分類

何を思ったのか、本ブログの管理人。シーカヤックを急に欲しくなって居ても立ってもいられなくなり、Web 徘徊の挙句、鹿児島の”アーキ・テック”さんというサイトに辿り着き、 シーカヤックのキットを 注文してしまいました。

コロナで頭がおかしくなった訳ではありません。

前の記事でも紹介していますが、筆者はノルウェー製のカヌーを持っています。組立式のカヤックというより、カナディアンタイプのフォールディングカヌー。

ここ約10年以上は納屋で埃を被った状態です。

実は本当はシーカヤックを欲しかったのですが、当時これがいいななどと思ってプライスタグを見ると50万円とか60万円。当然買えません・・。

置く場所も狭いため、分割式(大体3分割艇が多いです)が候補になります。それでも上記の価格に近いですね。

そんなシーカヤックへの憧れを持ち続けてはいたのですが、ふとWebを彷徨っていて冒頭の ”アーキ・テック”さんに辿り着いてもう発作的にキットを購入してしまったという訳です。

さて、肝心のその価格ですが、何と既製品の約10分の1という安さ。もちろんキットですからこれから自分で組立する必要があります。

シーカヤックというと全長が5m近いものから6mを超えるようなものまであります。狭い我が家にはそんな長いものを保管できる場所はありません。もちろん我が工房にも入らない。無理して入らないこともないのですが、ドアは閉まらなくなる、工房としても機能しなくなってしまいます。

車で運搬するにしても5mも6mもあるものを運ぶのは大変。長さのあるワゴンでも屋根に乗せれば前後1m近く車からはみ出します。

そんな狭い日本の住宅事情や運搬の問題もあって、既製品のシーカヤックでも3分割や4分割できる船が販売されています。

今回筆者がお世話になった ”アーキ・テック”さん でもキットながらこの3分割できるものが提供されています。

当然、筆者は分割式を注文しました。3分割式で全長は4.5m。分割した状態で長いものでも1.7mほどです。

さて、早速届けていただいたシーカヤック部材。

本日(2020.06.20)から制作に取り掛かりました。

90cm正方サイズのカヤック本体の段ボール梱包2個とペンキ類その他小物の小さな段ボール、計3個を狭い我工房に運びました。

カヤック側の梱包を解くと、4mm合板に精密にカットされたカヤック部材が現れました。ちょうどプラモデルの部品板を大きくしたようなものですね。

まずは同梱されていた説明書をじっくり確認。

うまく作ってこの写真のようにできるかな??

この組立説明書の表紙の写真が筆者が購入したカヤックですが、こんなきれいにうまく出来るのでしょうか?

4mmの合板は全部で14枚程です。これで本当に一艇のカヤックになるのか?正直、不思議な感覚です。

まずは説明書によると、各部品を剥がして種類ごとに(アルファベットの表示が貼ってあります)区分けするように指示されています。

個々の部材1部品につき、数カ所がほんの一部(1mm程度)回りと繋がっているだけなので、指で押すとこんな具合に簡単に合板から剥がれます。

制作 第一日目 部品の整理とバリ落とし

まずはかなりの点数がある、部品を取り外します。

AからEの一部まで取り外したところ。

部品の取り外しに思いの外、時間がかかります。

バリ取り用にとホームセンターへ行ったついでに、こんなペーパーセットを買ってきました。

細目、中目、荒目の3種類(各10枚)がセットになって、結構使いやすいです。500円ほどでした。

今後さらに組み立て過程をアップ致します。つづく・・・。

中々時間が取れず、まだ全部品を外せません。まあ、焦らずコツコツやるだけですね。

ところで部品に実際に手で触れて改めて、このキットの精密さを実感しています。アーキ・テックさんのHPでも0.1mmの精度を誇っているとPRされています。

第2日目 まだバリ取り中・・。

主な大きい部品はほぼ外してバリ取り中。レーザーカットされた時の熱の影響で焦げ目の部分ばかりをパーパー掛けするため、手が真っ黒になります。

でも、一つ一つ丁寧にペーパー掛けすることで、ああこの部品は艇のあの部分かな?などと考えて楽しみながら作業を進めています。

第3日目 バウ側面の仮組み スロースタート・・。

特徴的なひょうたん継手。バウの船底から仮組みしてみたところです。

さて、当工房はご覧のとおり手狭なため、キットの部材を全て広げたいところですが、置くスペースがありません。

余計な物が邪魔をしていたので、まずは場所の整理に手間どり中々順調なスタートができません。

効率よく組むためには、説明書どおりにバウ、コックピット、スターンの船底から一気に取り掛かりたいのですが、筆者の場合はとりあえずバウ側からやっつけようと考えています。

それにしてもこのカヤックキット、考えさせてくれます。もちろん良い意味で・・。レーザーパズル工法の意味がほんの少し解ってきました。

それでも少しずつ、進んでいます。始めてボンドを使いました。

さあ、我家のクランプ君達、総動員で出動開始っ!!

待ちきれず、待機中・・。押すなよ・・。

ワーイ! お神輿だーい。

祭りだ! 祭りだ! ワッショイ! ワッショイ??

第4日目 バウ コックピット、スターン部側面の部材つくり

バウ、コックピット、スターン各部側面の部材のひょうたん繋ぎをボンド付けしました。

最初は施工場所も狭いため、個々に順番に作業しようかな、などと思っていましたが、同じ作業は一気に行った方が効率的です。

確かに場所は狭いですが、工夫すれば何とかなるものです。

まだ、隔壁部材はほとんど手付かず・・。

ボンドが硬化した部材は立てかけて出番待ちです。

この2~3日は帰宅後、夕食を済ませてから2時間位作業してます。

ちょっとした工夫ですが、ボンドを入れた紙コップが安定しないので、紙コップの底とツーバイ材の端材をボンドで固定してみました。

7月最初の週末初日に隔壁部材がどうにか完成。

5日目 ひょうたん繋ぎ部をサンダー掛けさらにバウ組立

これも地味な作業ですが、大切な工程。

やっとバウの組立まできました・・(;汗

綿テープを貼って・・。

まずは隔壁にボンド付けして固定します。

ガムテープ貼りも中々うまくいかない。これ3度目の貼り替です・・。

ちょっとでもカヤックの形になってくると張り合いがでますね。

バウのボンドが硬化するまで、コックピット部材を準備します。

ちょっと、やっちまった失敗の巻き

実はこのボンド付けしたコックピット部材をチェックしていてイージーミスを発見!! 泣;)

部材のc3、c4、c5という幅の狭い側面の板を見ていて、何か変だな?と思って気が付きました。シールの向きがおかしい(c4の上下左右が逆でした)。サンダー掛けしたのに気が付きませんでした。シールの向きを注意深く見ていれば防げたミスです。ひょうたん部は上下関係なく嵌ってしまうので要注意しなくてはと考えてはいたのですが・・。

もちろんアーキ・テックさんの説明書にも「シールの向きを揃えるよう」注意書きもあります。単純作業の繰り返しで集中力が落ちた結果でしょうか・・。

唖然としていたので、肝心の写真を撮り忘れました。

すでにボンドも硬化していたので、押した位では外れません。

さてどのよにリカバリーしようか悩みましたが、とにかく何とか接続部分を剥すしかありません。

ひょうたんの一部分は指で強く押したら外れたのですが、ひょうたん部の根本が折れてしまいました・・泣;)

残りのひょうたん部は、今度は慎重に外したので、何とか無事に外れました。

仕方なく、折れたひょうたん部をボンドで付けてしばらく置き、艇の内側(シールが有る方)に添え木をしたのが以下の写真です。

こちらはシールの無い方。右を向いた”ひょうたん”が折れた方。こういう部分が木工工作の融通が利くところですね。

約24時間後、ボンドも硬化したのでサンダー掛けしました。どうやら、強度に問題なさそうです。さすがアーキテックさん御用達のボンドCU3。普通の木工ボンドではこんな風にはいきません。

その後、本日は疲れたので、この隔壁ボルトカバーを整理した後、磨いておしまい・・。

まだまだ、つづきますが、本記事が長くなったので、その2以降に続編を紹介します。

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