カンゲキくん 車中泊 スポットクーラー 実験中 | 今日のトレンド

カンゲキくん 車中泊 スポットクーラー 実験中

公開日: : 最終更新日:2021/06/01 未分類

1ヶ月以上前に発注してあった、ポータブルスポットクーラー「カンゲキくん」がようやく配達されました。

本当に首を長くして待っていましたよ。

カンゲキくん。

届いたのは2020年7月21日でした。


ポータブルスポットクーラー「カンゲキくん」

実は筆者は、このカンゲキくんをyoutube で初めて知り、そのコンパクトさや冷房能力に期待してこれはキャンピングカーで使えるかも?と直感した訳ですが・・。

Webで人気のため本体の在庫がほとんどありませんでした。2020年5月末時点です。

当初、Amazonなどでは定価(税抜き)3万円が5〜6万円というアマゾン価格に・・。今(2020年7月23日現在)それでも3万5千円してますね。

もちろん筆者は定価3万3千円(税込み)という価格を知ってましたから、わざわざ高い方を選びませんよ・・。

何とかこの夏に間に合うギリギリでしたが、7月中旬入荷予定とのことでしたので予約注文しておりました。

でも、在庫なしだったので配送に1ヶ月以上かかったということです。

早速、箱ごと車に持ち込んで開梱しました。もう少し小さめを予想していましたが、意外に箱も本体も大きいです・・。

さて、箱の中は本体の他、説明書やダクト、ドレンチューブ等が入ってます。

ビニールに入った黒いスポンジ状のものは、吸気フィルターでしょうか?

やはり本体横部に装着するフィルターのようです。

まず試したのは、Suaoki G1000 で運転出来ること。

カンゲキくんの定格消費電力はおよそ150Wほどなのですが、初動電力が10アンペアほど必要らしいという情報がありました。

したがって、小型のポータブルバッテリーなどでは、起動できないらしいのです。

無事起動でき、冷たい風が勢いよく出てきました。

さて、起動出来ることは確認できました。

問題は排熱処理の方法です。

いろんな方々のレビューを拝見すると、車の窓に本機のダクトが出るくらいの穴を開けた板等を取付て、排熱させている例が多いですね。

ところで筆者のグランビアキャンカーの左右スライドドアの窓はダクトが出るような開閉ができません。さらに最後部の窓ははめ殺しなので利用できない。

という訳でちょっと発想を変えてみました。

そこで考えたのは、換気扇(マックスファン)を利用します。

ご覧のようにカンゲキ君側のダクト径はちょうど10cm。

一方の換気扇(マックスファン)側の径は33cmほどもありますね。

ダクトと換気扇をラッパ状の部材でつなぐため、それぞれの直径から円周の長さを計算して20等分してみました。

ちょうど余っていたこんな材料があったので、これを利用します。

型枠をベニア板で作って部品を大量生産する

養生テープで仮止めします。

ちょっと不格好ですが、エアー漏れしないよう塞ぎました。

換気扇に取り付けます。これも仮止め状態・・。

バンクヘッド部にカンゲキくんを乗せ、この状態で車内がどの程度冷えるか実験しました。送風口は車内に向けています。

今日は、野外では花曇りの陽気で蒸し蒸しして、汗ばむような気温31度です。

車内も似たような気温で32度ありました。

バッテリー電圧チェッカーの温度は31度です。

それでは、実験開始します。開始時刻はちょうど12時でした。

実験その1失敗

1時間後・・。

車内は35度でした。唖然・・。

排熱がうまく行ってないのか?と思って上を見たら換気扇の養生テープが剥がれてダクトが落ちてました・・ @@;) 実験失敗・・。

締め切った車内に排熱された空気が淀んで蒸し風呂状態だったようです。排熱できなければ当然の結果だと思います。

ところで、そもそもこのカンゲキくんはスポットクーラーです。容積が大きいキャンピングカー車内を冷やせるような性能は元々ありません。

そこで、今度はバンクヘッド部分に集中して冷やせるか、実験してみます。

先ほどは車内にカンゲキくんを向けていましたが、今度は容積の小さなバンクヘッド部(ベッド)に向けます。

排熱は先ほどと同様に換気扇に仮繋ぎします。

ちょっと暗くて見にくいのはご容赦を・・。まだ、スイッチ入れる前ですので、およそ34度ほどの蒸し風呂状態です。

カンゲキくんのスイッチを入れて数分後にはかなり冷たい風が出てきました。

10分後には27度

最初の実験で、汗だくになったところにこのベッド部に潜り込んで涼しい風を全身に受け、仰向けになっていたため10分位の時間でウトウトしてきたので一旦車を出て、1時間ほどそのままにしてみました。

さて、約1時間後・・結果は・・。約25度。

バンクヘッドのベッド部だけですが、かなり快適な状態です。

実験その2 バンクヘッドのベッド部なら真夏でも車中泊可能かも?

バンクヘッド部はかなり密閉度が高いので冷気が保たれたようです。

とは言え、足下は車内の空気が入り放題なので、カンゲキくん本体はベッドの入り口付近に設置して送風口だけをベッド部内にいれてさらに密閉度を高めれば、真夏でも車中泊可能と思われます。

尚、カンゲキくんは温度調整できるような調整スイッチ類はありません。

その代わり送風の大小スイッチがあります。

従って、温度調節は送風大小をこまめに切り替えるか、冷えたら電源断するか等での調整になります。このあたりはスポットクーラーですので致し方ないのかな?というところですね・・。

次回はバンクヘッドを密閉施工して実験してみたいと思います。

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