キャンピングカー 冷蔵庫 エンゲル おススメする5つの理由
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最終更新日:2021/05/26
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キャンピングカー3種の神器でも記事にしてます、その3種の神器の一つでもある「冷蔵庫」。
今回、筆者は悩みに悩んでエンゲル製 ポータブルMシリーズ DC/AC 両電源 容量38L MR040Fをチョイスしました。
ENGEL エンゲル 冷凍冷蔵庫 ポータブルMシリーズ DC/AC 両電源 容量38L MR040F
最後まで悩んだのはその容量。
小は15リットルから大は60リットルまであります。
筆者が冷蔵庫に求めるものは、以下のとおり。
1.冷却能力(素早く冷凍温度になるまでの時間が早いこと)
2.容量(もちろん大きい方が良いのですが、上限は45リットル)
3.消費電力(平均40W程度が望ましい:バッテリーとの兼ね合いから)
4.保温性:これも上記の容量とかぶるのですが保温材が熱を逃さずしっかりしていること。
5.本体重量(一人で運べること)でも軽すぎるのは❌従って、この条件では60リットルは却下。
そこで、購入にあたり例によって動向調査から評判の良い製品をピックアップ。
この分野も安い大陸製品がウジャウジャと氾濫し、しのぎを削っておりました・・。
最初、何もわからずどうなのかと思ったのはこれ・・。
形も良さそうで、価格はAmazonでも2.5万円ほどですが、評価がバラバラ・・。最初から割れていたとか?、冷えない、すぐに壊れたなどなど・・。
どうやら当たり外れのバラツキが激しそう・・。
余程の外れを引かない限り、行けるかな?とも思いましたが、今回は避けました。
さて、その後こちらはどうかな?などと考えながらポチる前にレビューを見ると散々・・。
Dometicドメティック ACX35G COMBICOOL コンビクール クーラーボックス ポータブル 3WAY 冷蔵庫 保冷庫 (AC/DC/カセットガス) DM-ACX35G
一見、スマートに見え、価格が安くても飛びつかないこと
スマートな外観に騙されてはいけません。
3WAY仕様というところも魅力がありますが、冷えなければ何にもなりません・・。ということでこちらもパス。
Amazonのレビューにも注意が必要です。サクラレビューの多いこと・・。
筆者がAmazonのレビューを見る際に心がけていることは、悪いレビューから注意深く読むことです。⭐︎1個からですね。
良いことをレビューするのは簡単ですが、その商品の欠点は実際に痛い目にあった方にしか分かりません。
そんな目線でレビューを眺める癖をつけると、一見良さそうな商品の欠点が見えてくると筆者は常々思っています。
ただ上記の考えは筆者の主観的な思いですので、じゃあ100%正解なのかと問われると何とも言えませんが・・。
さて、それでは筆者が今回チョイスしたエンゲルですが、はっきり言って価格は少し高いです。いえ、中華製と比べると倍くらい高いかも・・。
冷蔵庫本体の重量も重いです。
ポータブル冷蔵庫の重さは性能の証でもある
偉そうなことは言えません。筆者も冷蔵庫に関しては、はっきり言ってシロウトです。
ただ一つ言えるのは家庭用でも、しっかりした冷蔵庫は重いはずです。
十分な冷却能力を備えればコンプレッサーは大きく重くなります。その結果、本体の重量は増加します。
あともう一つ重量の他、本体の大きさ(内容量ではない)がどうしても断熱材の容積分により大きくなります。
例えば、エンゲルの仕様表の有効内容量15リットルの外径寸法から容積を計算すると 0.549 ✖︎ 0.307 ✖︎ 0.364 = 0.07 立方メートル つまり約70リットルですから、有効内容量の実に4.5倍もの容積がある訳ですね。
筆者の38リットルサイズでもその全容積は118リットルもあるのです。およそ3倍ですね。
中華製の冷蔵庫の中には55リットルもある容量の本体重量が20kgに満たないものが販売されていますが、大丈夫でしょうか?
そんな目線で下のエンゲルの仕様表を眺めてみると、安物との違いが見えてきます。
15リットルでも重量が16kgあります。
「エンゲル」 製品を実際にキャンピングカーで使用したり、あるいはプロの長距離トラックの方が日常使用されて何年も故障知らずで常用している、という情報を多く拝見しました。
さらに長年エンゲル製を使ってきて壊れたので、再度エンゲルの冷蔵庫を購入したと言う方が少なからずおられました。
この段階で、エンゲル(日本製:澤藤電機)製に決定です。
上記、仕様表をみると筆者が選んだ MR040F の製品重量は22kgとなっています。
当初、庫内容量が15リットルの MR017Fや21リットルで十分じゃないかな?などとも考えましたが、価格のことを考慮すると倍以上の庫内容量がある MR040F と倍までの価格差がないことが分かりました。
あとは、筆者のバンコン内に入れて邪魔にならないか?という点。
実際の床面積相当の段ボールを切って車に置いてみました。高さが約50cmほどありますが、テーブル代わりにもなると考えれば邪魔な存在ではないと考えています。
さらに、積載したままではなく使用する都度積み下ろしすれば、普段家の中で活用出来る。そのように考えると筆者にとって MR040F が一番都合の良い大きさでした。
こちらが実際に届いた冷蔵庫です。数値では大きさを分かっていたつもりですが、こうして目の前に置くとやはり大きいですね。ポータブル冷蔵庫とは言え巨大・・。
配送されてきた時の箱はさらに2回り以上の大きさでしたので、最初見たときは、「ああ・・失敗したかな」と一瞬思いましたが緩衝材等がタップリ入っていたためで、本体の大きさはまあ予想どおりでした。
とりあえず最初は自宅内でしばらく使ってみようと思っています。
付属品類は電源コード(100V、12V)とマニュアル類、そして持ち運び用の取っ手とネジ類です。
正面に向かって左側面下部に電源コンセント端子とヒューズが見えます。
同じく左側面の開閉蓋のすぐ近くに温度調整用ダイヤル。
これは電源スイッチ兼用のダイヤル式になっています。
その下が、早速取り付けた取っ手。この取っ手、かなり大きくて中々持ち安いのはありがたいですね。
こちらは正面右側側面の取っ手。
さて肝心の冷凍庫はこんな大きさ。2リットルのペットボトルが縦に余裕で入ります。左側にはコード類を収納できるスペースもありました。
住宅内で冷凍実験してみました
その後早速ためしたのが、冷凍能力試験。温度調整ダイヤルの目盛りは1から無段階で5まであり、右に回してスイッチが入るとランプが点灯。
凍らせない目安がダイヤルの1。1以上に回すと0度から−18度まで冷やせるとのこと。上の写真ではちょっと矢印が見にくいのですが、ダイヤル4に設定してどの程度の時間で−18度になるのか実験しました。
この時、庫内の様子をサーモグラフィで可視化してみました。比較的温度の低そうな壁面付近は約−22度ほどですね。もっと黒い部分はさらに低いと思われます。
ちょうど手持ちのデジタル温度計(水槽で使用していた安物です)があったので冷凍庫内の中央付近(高さも横位置も)にセンサーを設置しました。
庫内には昨日から入れたままになっている、アイス類5箱ほどのみの状態です。
アイスが溶けても困るので昨日温度調節ダイヤルは3(冷凍食品モード:−10度)をキープしたままです。
約30分後の温度が以下の表示
約−13度ですね。
この時の室内温度は冷房を弱目に設定していたので約31度でした。
その後徐々にー18度に近づきました。時間にしてさらに30分ほどでしょうか?
そのままにしていたらさらに−19度以下にまで下がりました。
温度調整ダイヤルは4のままです。
再度、サーモグラフィで撮影しました。
予想どおり壁面のかなり低そうな部分は、なんと−31 ℃ 以上という低さです。ただし、この FLIR One の仕様を確認すると測定温度範囲は-20℃~120℃となっていますので、あくまで目安程度とお考えください。
その後、温度調整ダイヤルを2に・・。
アナログ式の冷凍専用温度計でもほぼ同じでした。
この温度ではアイスに厳しいので、その後また3に戻しました・・。
実験は以上です。もちろん、アイスも美味しく頂きました^^;)
取説によるとダイヤル5で−18度ということですから、十分性能は満足していると言えます。
当然、周囲の温度にも影響されると思いますので、過酷な環境の車の中でどうなのか?は使ってみないとわかりませんが、それでも十分な性能でしょう。
後日、実際の車で使用した結果を報告したいと思います。
さて、その後キャンピングカー内に載せたまま使っています。冷蔵庫の場所は試行錯誤していますが、現在一番後ろのリアドアすぐ手前。最初はシンクボックスの上に置いてみたのですが、走行中のバランスで危ない感じだったので、床置きとしています。
まだ、実際の旅行などで利用はしていないのですが、冷凍モード(−18度)でアイス類や冷凍食品等をいれたまま走行してみました。電源はsuaoki G1000 です。
G1000をフル充電した状態で、1日程度置いてみたところ残容量は目盛り1個だけになっていました。−18度を維持した状態なのでほぼフル稼動だったと思います。
冷たい飲み物などを0度程度で冷蔵庫としての利用なら数日は余裕だと考えられます。また、後日実験してみます・・。
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