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2階のFFストーブ用灯油を自動給油

公開日: : 最終更新日:2025/02/07 未分類

かねてよりポリタンクを2階まで運び上げる重労働作業に嫌気がさし、とにかく開放されたい思いが強くとうとう灯油吸い上げリフターという器具を設置しました。

事の発端は灯油タンクからの灯油漏れ・・

過去のブログで我が家にFFストーブを設置したことはアップしています。
筆者のプライベートな部屋は玄関真上で2階の隅の方になります。

開放型の石油ファンヒーターなどをお使いの方ならお馴染みでしょうが、灯油の補給はファンヒーター備え付けのカートリッジタンクで行うのが一般的でしょう。
しかし、筆者が使っているFFストーブはカートリッジタンクは無く、外部タンクなどから管路で送油された灯油を受けるための金属の管が1本出ているだけです。
従来、筆者はこの管に付属の専用ゴムホースをつないで以前キャンピングカーで使用していた10リットルのポリタンクを流用していました。

数年(2年くらいかな?)は特に問題なかったのですが、先日やけに灯油臭いなと思ってポリタンク周辺を見るとゴムホースをつないだ部分から灯油が染み出していたのです。
仕方なく、ホームセンターでゴムホース用の細いタイプの金属バンド(ドライバーで締め付けるよくあるヤツです)を買って一時しのぎ的に使っていました。

灯油漏れの原因を考えるとどうやら給油の度にどうしてもポリタンクとゴムホースのつなぎ目あたりに無理な力がかかったりしたことで、締め付けていたバンドが緩んで隙間ができ漏れ出したようです。まあ、場当たり的に仮設置のようなポリタンクをよく動かしたりしていたツケが来たようです。

灯油をポリタンクに給油するのが嫌になった

早い話がそういうことですね。
給油の度に、一応電池による電動吸い上げポンプを使うとは言え、うっかりするとちょっと灯油がこぼれたり10リットルタンクでも真冬などでは1週間も持たないこともあります。

とにかく面倒な給油作業から解放されたい。灯油が手に付いたりするのも嫌・・。18リットルや20リットルのポリタンクを2階まで運ぶのももうウンザリです・・・。

灯油リフターを設置した

灯油リフターの外観はこんなものです。

ここではすでに設置済ですが、ここまでの作業がとても大変です。
家の真裏に設置されている灯油式ボイラー用の灯油タンクから灯油を吸い上げるための準備から開始です。

いろいろとネットを探していてオイルリフターなるものが存在していて、離れた場所の灯油タンクから灯油をある程度の高さまで(筆者このこのリフターは最大10m)吸い上げてくれるというスグレモノ。
しかし、灯油タンクから専用の送油管(銅管パイプ:8m径)を敷設しなければなりません。
そもそも筆者はこんな作業は未経験ですし、接続したり分岐したりするための継ぎ手やその方法も全く知りませんでした。
最初は近所のホームセンターのいろんなコーナーを回ってみましたが、灯油に関係した部材は全く見当たりません・・・。
思い余って店員に尋ねてみると、「ガスや灯油関連部材は取り扱っていません・・」という情けない答え。
心の声「ここは、ホームセンターだよね!」・・・・。
恐らく陳列してもほとんど売れないという理由で置いてないということだと推測します。

部材の調査からスタート

まずなくてはならない部材として送油するための銅管があります。
この辺りの知識も筆者はほぼないので、我が家の灯油タンクがどのようにボイラーまで繋がってどのような管を使用しているのか?ということで下調べをしました。

念のためノギスで管の直径を計ると8mmという数値です。
筆者宅の灯油用ボイラーはちょうど現在FFストーブがある2階とは対極にある1階の屋外で家の真裏になります。

こんな場所です。ゴミも散乱していてまずは片付けなければ作業の邪魔です。
とりあえずは、施工が出来て配管の距離などに問題がないかどうかを確認しなければ材料の選定もできません。

そんな訳で、まずは灯油タンクからの配管をどのように引き回して敷設するのが良いのか検討するところからスタートしました。

今回はこのボイラーの銅管とは逆方向への敷設になります。
8mm銅管の敷設は現在のボイラー銅管同様、家の敷地内をコンクリートの地面に沿った転がしで行ことに決めました。
そこで、まず長さをコンベックスを使って計測です。
上記の写真にあるコックからおおよそ2階の現在のFFストーブあたりまでを計ったところ、何とか20mほどのもので間に合うと判断。

そこで今回楽天を物色していて丁度20mで12,000円ほどの灯油用銅管が販売されてましたのですぐに発注しました。

届いたものがこの写真のストーブ前に立てかけたモノです。8mmとは言え銅管なので結構ズッシリと重いですね。まずはここから断熱材などが詰まった壁を取って外壁に1cmほどの穴あけを行いました。

銅管がむき出しの状態では問題かもしれませんが、一応PVC製かな?のカバーで覆われているのと、ほぼ太陽光も当たらない場所でもあることで特に保護カバーも無しで壁に沿わせて丁度エアコンの太い配管にインシュロックで括りつけて下のコンクリート面まで降ろしました。

あとはちょうどFFストーブの給排気管が近くだったのでその根元に銅管を金属製のアルミ線で縛っておきました。

その後、エアコンの配管まで横に伸ばし。

エアコンの室外機の裏を回して、家の土台コンクリートに沿わせるように流し置きしていきます。

さらに家の真裏の角を回して・・・。

ようやく、外部タンクに到着しました・・・大汗;;)。

話が前後しますが、ここで初めてパイプベンダーなるものを使ってみました。
結果的には手で曲げてもそう変わらない気がしました。

予定ではこんなイメージを頭で描いてますが、この作業の前に先に2階の配管を終わらせる方が先ですね。

2階のオイルリフターを設置する壁がベニヤ1枚の貧弱な壁なので補強も兼ねてこんなOSBボードを加工して貼り付けようと考えました。ここでは壁の棚に合わせた切り抜き加工をしています。

切り抜き加工が終わったところで、ボードの表面をサンダーで磨き表面がツルツルになったところで木材用のオイルを塗布しました。

OSBボードを取付け

さて、木材用オイルを塗布した後、早速取り付けします。
型取りは自分なりに正確な寸法だったつもりですが、実際の壁に当てがったところ微妙にズレがあったので調整に思いの他手間取りました・・。
とりあえずオイルリフターの位置決めをまずは行っていきます。
一応オイルリフターの最大吸い上げ高さは仕様では10mとなっていますが、高すぎないよう程よい高さにします。
最終的に作業性も考えて、私の目の高さよし少し低い位置に決定。

あらかじめ配管を敷設してあったので、リフター本体をねじ止めします。
8mmの銅管を曲げてリフターまでの長さを確認しながら銅管を曲げます。この曲げ作業に一苦労・・。
私には未経験の上、ここで足りなかったりしたら悲劇です・・。
この写真の銅管は灯油タンクから引き揚げるための給油管になりますので、オイルリフターに向かって左側に接続します。

切断工具は以前購入してあった鋼管カッターがあったので助かりました。
壁際で作業もしにくい位置での切断でしたが何とかOK。

被覆付きなので3cmほど剥がして、接続用の部材を取付けて完成。

最も肝心な部分なのでオイル漏れなど発生しないよう慎重にしっかりとねじ込みます。

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