レーザーカット ベニア板 シーカヤック キット コーミング取付 全体の組立 仕上 塗装
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最終更新日:2021/05/17
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カヤックキットの制作開始から早、一カ月以上が経過しました。
前回の作業はこんな感じでした(以下参照)・・。
正直言って当初、一体どこから手を付けるのか戸惑いましたが、制作スタートしてからは自然に作業が進んで、夢中になったこの一カ月でした。
アーキ・テックさんの話では、早い方は10日程で完成される猛者もおられるらしいですが・・・。でも筆者はマイペースでいきます・・。
CADによる3Dの構造計算を綿密にされた結果、ベニア板とは思えない組み上がり。
バウやスターンの 船底 から側面にかけて微妙に捻られて、機能的な曲線美が創られます。
さて、第3部はコックピット部座席の補強からスタートします。
以前買い置きしてあった、角材があったので切り出しました。
この補強に関しては、アーキ・テックさんのHPでも紹介されてます。
次はコーミング材を準備します。
梅雨の大雨で工房の雨漏り修理をしたり、さらに猛暑の追い討ちで中々進みません。
2020年7月もあと1日・・・。進水式はいつになる??
ここから、制作と記事執筆を同時進行していきます・・。
本当にここ数日の猛暑には参っています 大汗;)・・。
カヤック内側の塗装
ここで気を付けたいポイントがあります。
写真を取り忘れましたが、ご容赦を・・。
接着面になる部分にはマスキングが必須です。というのは油性塗料で塗った部分にはボンドが付かないからです。
下の写真ではちょっとわかりにくのですが、縁部にマスキングテープを貼っています。うっすらと黄色になっているのが、わかりますね。
油性ペイントなので臭いが強く屋外で乾燥させています。デッキ部も同様に接着部にマスキングして塗装しました。
スターンとバウの内側のそれぞれ、余計なところをペイントしてしまったようです・・。空気室で密閉される部分の塗装は無駄でした・・・。
使った後の刷毛を水に漬ける裏技? 確かに理にかなった一時保管方法ですね。
これは、最初どうして水と油をいっしょに?と思いましたが、要するに刷毛を空気と隔絶することで刷毛を乾燥させないということです。筆者は以前は毎回シンナーで洗っていましたが、こうしておけば次回使用する時も刷毛はしっとりして柔らかいままになっています。ただ、夏場は水分の蒸発に注意が必要ですが・・。
つなぎ目のサンディングをしました。
まだまだですね・・。実は60番の布ヤスリペーパーを買い忘れていて急遽HCへ行ってきました・・。
サンダーを掛けにくい部分はひと工夫が必要ですね。
当分サンディングが続きそう。でも猛暑・・。
サンディングしにくいので先にデッキを組みました。
コックピットデッキの微妙な曲面は出たかな?
バウと・・
スターンもデッキを貼って・・。
一昼夜乾燥待ちです。
次回はサンディングを完了させたいです。
猛暑でお盆期間もあんまり進みませんでした・・。
制作過程もいよいよ佳境です。
パテ詰や綿テープ貼りを丁寧にして仕上げたいですね。
まだ、サンダー掛けする部分もあるのですが、ちょっと飽きてきたのでパテ詰め作業をしてみました。
というか夜間はサンダー掛けするとウルサイと言われるのと、粉塵が出て体も汚れるのでまたシャワーを浴びるのが面倒ですから・・。
トノコとボンドを混ぜるのですが、分量は適当ですね。いいのかな??
パテも硬化剤が入っているので、すぐ固まり中々大変です。
アーキ・テックさんのブログではこのあたりの制作過程はサラッと紹介していますが、実際やってみるとこれがとても根気がいる作業です。
でも今は作業しながら、鏡のような水面を漕いで進んでいること等を想像して、工房で一人ニヤニヤしてます。知らない人が見たら、この人おかしいんじゃないかと思うかも・・・。
良く考えたら、サンダーで削るよりカンナ掛けの方が効率よく捗りました。
このパテ塗り作業、中々疲れます・・。。
アーキ・テックさんの説明では、パテは紙コップにCU3ボンドを1〜2cmほど注ぎ、砥粉を少量ずつ加えながら適度な粘り気がでるまでかき混ぜ、最後に硬化剤を少量入れる、という説明があります。
しかし、筆者が作るパテはその都度粘り気や色までバラバラ・・。たぶん砥粉の量がいい加減なのでしょう・・。それでも一昼夜置いて乾燥するとコチコチに固まっています。
まあ、あまり細かいことは気にしなくて良いでしょう・・。
でもこのパテ詰作業、船体の隙間が多い性なのかもう1週間以上続いてます・・。疲れた・・・。本日8月31日。これで最後にしよう・・。
パテ詰めのチェックをしたら、まだ必要な個所があったので9月に入りましたが、まだパテ詰め作業中・・・。
トノコも残り少ないのですが、これでパテ詰め作業も終わりかな?・・。
折しも超大型台風10号が九州地方に接近している模様・・。 当静岡も今日は大雨です。
鹿児島のアーキ・テックさんが心配になります。
かつてない大型台風とのことなので、被害などないことをお祈りしています。
9月に入っても、残暑が厳しい日が続きます。ちょっと進んではすぐに休憩・・。
アイスばかり食べていて、スローペースの日々・・。
自転車にかまけていたり、その他多忙のため、ここ十日ほどカヤック制作が滞っています・・・。
まだサンディングが足りない?
あっちを磨き、またこっちもガリガリ・・。かと思えば隙間があってまたパテ塗りをしたりで行ったり来たり・・。根気勝負??
ところで、先日パソコンのSSD化の記事で紹介した先輩が本記事をご覧になっていて、進水式を見物したいという大変光栄なご連絡を頂きました。
と言う訳で、恥ずかしいところをお見せできないので、もっぱら集中して最後の仕上げに取り組んでおります。
S先輩。あともう一息ですから、しばらくお待ちくださいね。
とにかく10月の進水式を目指します。
パテ詰め作業もほぼ終了し、研磨も何とか終わりました。
バウとスタンの綿テープ貼りから開始しています。
コックピット部にまだ研磨要部分が少し残っています。
夕方からは大分涼しくなったので、秋の夜長にのんびり作業・・。
あと、忘れていましたがダブルパドルやウェアー類をAmazonで注文しました。
本日、バウとスタンの側面と底面の綿テープ貼りを終了。
2020.10.6 現在です。10.7にはコックピットの綿テープを貼る予定。
予定どおり開始しました。
3分割中でコックピットが一番長いので扱いも大変・・・。
バウ、スタンのボンドも24時間で乾燥しました。
夜半になって雨も本降りで、気温が急に下がって寒いくらいでした。
でもこの作業にはこのくらいの気温がちょうど良いですね。
綿テープ貼りをすることで、船体の硬性も増すのでしょうか・・。防水効果も有るようですね。
感触として、非常にしっかりしてきた感じがよくわかります。厚さ4mmのベニア板とは思えません。
今度の週末はいよいよ塗装にとりかかれるかも?
一応、予定どおりコックピットの綿テープを貼ってます。
これで、残りの綿テープ貼りは隔壁部の周囲のみとなりました。
ボンドCU3の残量が気になっていましたが、この段階でボトルの底に4cm程残っていますので、コーミング分をみても十分足りるでしょう。
スタンの連結部を綿テープ貼りしました。
その後、コックピットの連結部も同様に綿テープ貼り。
さらにコックピット部にコーミングを接着中。
実はこのコーミングをコックピットデッキに馴染ませて作ってなかったため、酷く苦労しています。とりあえず右舷のみです・・。
このような事態になって、マニュアルの意味を良く考えたら、初めてその手順の訳が分かった次第です。
力技で何とか接着できた?汗;)
ラチェット式の荷締め機で船体全体を締めながら接着しました・・汗;)
左舷も同様に力技・・中汗;)。
バウ側からの接着の様子。
ほんの少しの隙間がどうしても出たので木端で誤魔化す・・。
スタン側はほぼ合いました。
バウとスタン、それぞれのハッチのコーミングを接着しました。
バウ側。
こちらはスタン(船尾部)。
こちらは、コックピットに比べ接着は断然楽でした。
お次は、コックピットのコーミングの最上部にスプレースカート板を接着準備。
本シーカヤックの組立では、一番最後のベニア部材になります。コーミング内側の縁にそって丁寧に合わせて接着します。
コーミング同様、余裕を持った長さがあるので、このように重なった余分な部分は後で切り落とします。
さて、ここまでの作業で週末が時間切れになったので、塗装は来週に持ち越しとなりました。本日(2020年10月11日(日))、作業が進めばデッキの塗装ができるかな、などと思っていましたが無理せず丁寧に仕上げたいと思います。
スタンのハッチカバー。デッキの角度を慎重に合わせて裏面から綿テープ貼り。
いよいよ次の週末は塗装開始できます。
後は、秋晴れの乾燥した日を選んで、最後の仕上げとしたいものです。
ウィークデイの夜半にスプレースカート用の縁を貼りました。
左舷も同様にカットして、左右を合わせて貼り付けました。
コックピットのコーミングは微妙に局面状になっているので、工房中のクランプをかき集めて圧着しました。
バウやスタンもそうですが、このコックピットは特にコーミングが付くことで船体の硬性が高まったことが実感できます。
特に運搬の際、この縁を持つことが増えると思いますし、かなりの力がこの縁に集中しますから強度上も問題なく安心できます。
また、コックピットの縁は乗降の際にパドルをあてがって体重をかけますのでこのように強固な構造が必要になるわけですね。
その後、コーミングの接着部に隙間を発見!したので圧着中・・。
しかも、今回のコーミングは4mm合板を5枚も張り合わせていますので、その堅牢性はさらに高いものと思われます。
と言う訳で現在(2020年10月17日)、塗装待ち状態で待機しております。
週末の天気が下り坂のため・・さらに待機中です。
さて、デッキの塗装を開始しました。2020.10.18
デッキはウレタンニスの茶系色ですが、天候も悪かったのでアーキテックさんに習ってシンナーでバシャバシャ状態で塗ってます。中々濃い色にならない・・。気温も下がって乾燥しにくいので2度目の塗装ができない。
次の週末は青空が出そうなので、屋外で塗装できそうです。
ところで、ここに来てS先輩のご都合がつかなくなってしまいましたので、進水式は一人になりそう・・。
とても残念ですが、S先輩またご都合がついたら是非カヤック漕ぎ体験に行きましょうね!
さて、カヤックの方はデッキの塗装を着々と進めております。
1回目の塗装後、ザラついた塗装面を磨いていますが、これが中々疲れます・・。
という訳で、制作工程もあともう少しです。
でも、この最後の仕上げが見栄えを左右すると思います。
とにかく、最後まで手抜きせず丁寧に作っていきたいと思います。
使い古した布のサンドペーパーでガリガリやってます。
過去当工房では様々な木工作品(作品とは呼べないものも??)を作ってきました。
今回、このシ-カヤックを作っていて思うのですが、とても興味深い工作で「木工」の奥深さを今更ながら気づかされたような気がしています。
厚さわずか4mmのべニア板が、精緻な設計思想と高度なカッティングテクノロジーによってどこに出しても恥ずかしくないシーカヤックに生まれ変わるのです。
日曜大工ファンの方々だけでなく、筆者のようなシーカヤックを購入したいが 高価なので諦めたという人、自分でカッティングしたりすることは出来ないが工作が好きなのでカヤックを組み立てたいとお考えの方など、動機は様々かと思いますが、本シーカヤックキットはおススメです。
もちろん、最低限の工具類(ノコギリ、クランプ類位)や組立するための場所、塗料などは必要になりますし、それなりの苦労や時間も相当かります。
制作の途中では、失敗もありました。また今年の夏の猛暑にもめげました。
しかし、その苦労や努力に見合う以上の結果が待っています。いや、筆者のカヤックは未だ完成していませんが、これに乗って滑るように水面を進んでいる状況を想像するだけでもワクワクしてきます。
第三弾目になった本記事もかなり長くなってきましたので、その後の塗装や進水式はまた別記事で報告したく考えております。
拙い記事で大変恐縮ですが、こんな製作過程の情報が、カヤック作りされておられる皆さまに、少しでもお役に立れば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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