旧車 LED化 ヘッドライト メリット | 今日のトレンド

旧車 LED化 ヘッドライト  メリット ウィンカー ハイフラ対応 グランビア 

公開日: : 最終更新日:2022/03/21 未分類

平成10年式(1998年)の筆者のグランビア キャンピングカー。

2020年の秋も深まって、夕方はヘッドライトのお世話になります。

そこで、最近感じるのが走行距離は少なくエンジンの調子も抜群で快適なのですが、ハロゲン式のヘッドライトが暗く、黄色っぽいこと。なにせ22年以上も前の旧車ですから・・。

調べたところLED化は難しいことではないらしい。

ちょっと「旧車 LED化」などでググるとたくさん出てきますね。

ヘッドライト

LED化のメリットは?

消費電力はハロゲンに比べておよそ半分に(ハロゲン球:約50~60Wの消費電力に対して、LED球:20W~30W程度)、反面明るさは逆にまぶしい位に明るくなる。

高寿命。ハロゲンの約800時間に対してLEDは30000時間と飛躍的に長い寿命を誇っている。

価格的には安価なものも多い。

取り換えも簡単にできる。

放熱はハロゲンやHIDに比べると低い。

LED化にデメリットはないのか?

いいことずくめにも思えるLED化ですが、デメリットを敢えて考えてみます。

雨の日に見にくい。暗い。などのレビューがありましたが、実際に取り付け後、雨の夜間走行で筆者は暗いと感じたことはありません。主観的な感覚かも?・・。

寒冷地で雪が付着しても放熱が低いので溶けにくくなるとのこと。

純正品以外ではカットラインが出にくい。

安売りの粗悪品は車検が不合格になる。

デメリットとしては、粗悪品を選択しなければ、特に大きな問題になるようなことはないのではないかと思われます。

さて、そこで筆者のグランビアに合ったランプが有るのか、最初は不安でしたが、仕様書を確認するとH4規格という比較的オーソドックスな3端子式のLEDが3千円ほどで販売されています。

ウィンカーLED化について

ウィンカーのLED化はハイフラ(ハイフラッシャー現象の略語)という通常の点滅に比べて早くなる症状が出る場合がある。

これはLED化したことで、従来大きかったウィンカーバルブの電力消費が飛躍的に小さくなるため、車のウィンカー検知器が断線と判断してリレー動作を早めるためです。

ウィンカーの故障は車の安全運行のためには極めて危険なため、このようにして運転者に知らせるしくみになっているのです。

実際にヘッドライトを試す

そこで今回は、まず最初にヘッドライトのみ試しにAmazonで注文してみたのが以下のLED球です。

2020年10月現在、実売3,300円ほどでした。


Briteye(まぶしい) 車/バイク LED ヘッドライト H4 車検対応 一体型 H4 LEDバルブ HI/LO切替 6500K ホワイトCREEチップ搭載 ファンレス (2個入)

筆者がマイカーのヘッドライトを交換するのは、ニッサンホーミーのシールドビーム式(丸形でフィラメント一体型)だったヘッドライトを当時は最新だったハロゲンランプに交換した経験以来です。

交換作業は?

時代は今やHIDからLEDに変遷してきました。

ランプの交換は簡単でした。

ボンネットを開けてヘッドライトの裏側のゴムパッキンを外すとハロゲン球がバネで固定されているので外します。

ハロゲン球はバネで固定されているだけなので、素手で簡単に取れます。

筆者のグランビアは比較的ヘッドライトの裏周りに余裕がありましたので、素手で行いましたが、車によっては狭く手も入りにくい構造の場合もありますので、思わぬ怪我をしないためにもここは安全に手袋をすることをオススメします。

また、車によってはライト全体を取り外さなければならない場合もある。

オリジナルのハロゲン球

旧ハロゲン球は一応車に保管しておきます。LEDのヘッドライトで車検がOKにならないリスクを回避するためです。

これが届いたLEDバルブの箱。LED球は写真撮り忘れました^^;)

ハロゲンと比べると、明るすぎないか?と思うほどの明るさ。

ただ、色は真っ白なので旧車らしさは薄れるかも・・。

ヘッドライトが白くなった分、ポジションランプが暖色でアンバランス・・。

まだ、実際に夜間走行していないので、また走行後の明るさなどを別途報告したいと思います。

その後早速、夜間走行をしました。とても明るいのがはっきりと実感できました。

どうかなと心配だった、カットラインもクッキリと出ています。

それから、特に調整もしていないのですが、対向車に対しても眩しくないレベルの明るさですね。

筆者のグランビアはオートライト機能を備えています。従来ののハロゲンヘッドライトではブレーキペダルを踏んだ状態で停車中は、ヘッドライトは消え、ブレーキペダルを離すとポワンという感じで一歩遅れでランプがついていましたが、LEDではパッとキレの良い点灯をします。

本日は昼間から晴模様の天気でしたので、夜間走行としては好条件でした。

後日、次回は雨天時の状況もレビューしたく思います。

筆者のような旧車にお乗りの方にはオススメですね。

テールランプもLED化

ストップランプとバックランプをLED化

さて、その後テールランプ類も着々とLED化しております。

リアドアについているテールランプ、どうやったら外れるのか?

最初わからず苦労しました。

一旦、車内から内張りを剥がします。

外すネジは内側のボルト一本だけであとはハメコミになってました。

とにかく、傷つけないよう丁寧に少しずつ外しました。

これでやっとバルブにアクセスできます。

今回、ストップランプとダブルになっているバルブとともにバックランプも用意していたのでここで同時に交換しました。

各ランプソケットの規格に注意

ストップランプはT20という規格のソケットですが、バックランプはT16というまた異なるソケットです。T20より少し小ぶりな大きさ。下の写真。

さて肝心のストップランプ(ポジションとダブル)ですが、この車には片側だけで3つも付いています。

従って、合計6個もあって2個1セットのランプが3つ必要です。

これだけの数のライトの消費電力をちょっと考えてみました。

従来の電球では、ストップランプが21W、ポジション球が5Wですから、1個当たりトータルで26Wも消費しています。

これが全部で6個になりますから、夜間ブレーキを踏み続けているだけで総消費電力は、何と156Wにもなります。

一方、LEDランプの電力は1個6Wですから、6個でも36Wと省電力です。

省電力の上、従来よりずっと明るくなるというLEDならではの利点です。

この写真がオリジナルのストップランプ電球リアハッチの片側のみ2個です。

片側残りの1個は車の後ろ角にもう1個あります。こちらは右サイド。

この左の外していないバルブがウィンカー(今回は手付けず)

バックランプは昼間でもこの明るさ!夜間のバック視認性は格段に向上しました。

写真では少しわかりにくいですが、かなり眩しい・・。

スモールランプの左右比較。上がLED。下がオリジナル電球。LED側が明るいのが写真でも確認できます。実際の目で見た感じはもっとハッキリ明るいです。

ところで今回はウィンカーまで用意できなかったので、当分オリジナルのままです。ハイフラが心配なので・・。検討中です。

ストップランプダブル球の注意は?

さて今回はウィンカーやフロントのポジション球を除いたテールランプ類とヘッドライトを交換してみましたが、ここで注意したいのはストップランプのダブル球の交換では従来の電球が++ーーとか+ー+ーとかメーカーにより異なることがあるようです。

そんな訳でかなりややこしい規格が乱立しています。

そこで、下手に悩むよりLEDは「無極性」を選ぶことです。

折角購入していざスイッチオンしてみたら、点灯しなかったり、ヒューズ断になったりといった症状もあるようです。

点灯しないだけならまだ良いのですが、最悪ショートの影響で他の器具類が故障したなどのレビューも散見されます。

自分で交換することで工賃はかからないのですが、思わぬリスクも潜んでいることを考えると、プロに任せた方が結果的には安心かもしれません。

実は筆者も、自分の車のランプのソケットをよく確認せず注文したため、テールを外してみたらソケットにLEDが合わなかったというマヌケな苦労もしました。

さらに同じS25やT20ソケットでも、「ピンチ違い」や「ピン角度違い」などの微妙な違いがある場合もあります。

ご自分で交換される場合は、特にソケットの規格をよく確認されることをおススメします。

そんなわけで繰り返しますが、LEDは「無極性」を選んでおけば間違いないのかなと考えております。

ウィンカーのLED化

ハイフラ対応仕様が吉

さて、その後ウィンカーもLED化を行いました。

ウィンカーのLED化で心配なのは上記でも少し触れたハイフラ・・。

そこで、少々お高い価格のハイフラ対応品で評判も悪くない商品を見つけました。

これが後方ウィンカー用のもの。

一応ハイフラ対応品とのことで、悪い評価はありません。


【2020年5月 最新】BORDAN ウインカー LED バルブ S25 シングル/ピンチ部違い150° 共用品 アンバー 短かい型 冷却ファン付き キャンセラー内蔵 ヘッドライト級 CSP1919チップ 3600LM(1800LMx2) 1700K 27W 無極性 1年保証 2個入

実際に外した筆者の車のウィンカー(左)と購入したLEDウィンカー(右)の比較です。

LEDウィンカーの大きさ、長さに注意

オリジナル電球に比べ若干LEDの方が長さが長いようです。このあたりは交換をお考えの方は愛車のテール内に収まるのか、 のご確認をされることをおススメします。

さて、関連してもう一つ重要なのがいわゆる「ピンチ部違い」という規格。

どういうことなのかと言うと、下の写真のとおりソケット部に電球を固定するための突起が出ています。写真では少し見にくいのですが、左がLED電球、右がオリジナルです。

これを見ると突起が、円の中心に対して180度ではなく微妙にずれていることがわかりますね。このズレが150度(狭いほうの角度)になっています。

もちろん、車によっては180度のものもあります。

こちらがソケット部です。電球に合わせてやはり突起が入る角度がズレていますね。

ところで筆者はこのときLEDをソケットに差し込み力が余って回しすぎたためLED電球の1本の根本をよじって破損してしまいました。

写真には取っていませんが、内部の配線らしきものがむき出しになってブラブラ状態・・・。

最初、断線したためいくらソケットに入れても点灯しませんでした。

その後、ダメ元でハンダ付けした結果が以下の写真です・・。ボコボコですが、点灯テストしたところ爆光で点きました。冷却ファンもキーンと唸って回っています。

とにかくテール内に入っていれば見えませんのでOKとしましょう・・。

昼間でもかなりクッキリ光ります。

右側もこのとおり。

次はフロントウィンカーですが、テールを外すのに一苦労しました。

点灯確認もしてハイフラもなく正常です。このグランビアのフロントウィンカーはポジション球の下に2個あっったので、小さい方のランプは余っていたT10のLEDに交換しました。

フロントはあとポジション球のLED化までして、とりあえずお終いです。

その後、ナンバー灯も交換かなり明るいです。こちらはT16規格のLED電球。

これでほぼ外回りの電球はLED化完了しました。

最後に

車の電球。と一口に言っても様々なサイズ、その規格もまた様々です。

慣れないと、筆者のような失敗もあります。

また、ストップランプやウィンカーなどの保安部品の交換作業は一歩間違えると、走行安全性を損なうリスクも潜んでいます。

筆者は交換後、定期的に動作チェックを第三者に目視してもらいながら行なっております。

もし交換作業に少しでも不安があったら、プロに依頼することも考えた方が総合的には安心でしょう。

最後になりましたが、安全、安心があってこその皆様のカーライフを筆者は望んでおります。

車検について

さて、その後車検の時期が来てモータースにこのLED化の件を話したところ、どうやら車検はヘッドライトに関してNGらしい・・・・。

と言う訳で、元のハロゲン球に戻して無事車検完了しました。

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